友達だよね…22 | やさしい気持ちでいられたら…

友達だよね…22

Nちゃんからの打撃を受けて、

いつになく凹んでしまったもえ…


弱っていたとか疲れていたとか、

そういうのは言い訳…弱いときもあるけれど、

自分で何とかしなくちゃいけないこともある。


そんなときに手を差し伸べてくれる

Sの優しさに頼ってしまったのかもしれない。


冷静に物事を判断するのが、

私には欠けていたんだろうな…


駄目だな私…





その後、近くの川原にでも行こうかとか

海に行こうかとか気を遣ってくれたS。

あんまり気を遣わせるのも悪いと思ったし、

それ以上甘えるのは止めた。


電車で帰れるから…って言ったのだけれど、


「俺が勝手にここまで連れてきたんだから送ってく!」


そう言って聞かないSに自宅まで送ってもらった。


帰りの車の中で、運転している

Sは何か考えているようでずっと黙っていた。


私も自分自身色々考えていたので、

それはそれで良かったのだけれど…


送ってもらってる車内で携帯に

Nちゃんからこんなメールが入ってきた。


Nちゃんからメールが来たのは、

いまだかつてこれが初めて…


「不快な気分にさせたことは謝ります。

メールでは一方的な文面になるし、

とらえる意味によってどうでも変わるので、

都合のいい時に二人で会って話したいと思います。」


うーん…


どう言う意味だろう?

これ以上まだなにか言いたいことがあるのかな?


正直、2人でなんて話したくない。

っていうのが本音。


私のことを、心配して

言ってくれたのかもしれないけれど…

お酒を飲んではいたと言うものの、

根本的な考えは同じだと思うし、

あれだけ否定的な考え方の子とお話をしたところで、

結局のところ、私が折れるしかないのではないかと思った。

そうなってくると自分自身が気を遣って疲れるだけで

彼女は気が済んでも、私にとっては

あまり意味がないことのように思えた。


今の段階では…今後気持ちが変わるかもしれないけれど、

今の私にはNちゃんと2人で話すという事はちょっと考えられない。


でも…初めて来たメールに対して無視も出来ない。


でも、今はSと一緒だし…

誰かと一緒にいる時にメールをしたりするのは

たとえ仲の良い友達だったとしても

失礼だと思うだから自宅に帰ってからにしようと思った。


Sはずっと黙ったままだった。


「おぉぉぃ!黙り込んでどうしたの?」


「うーん…反省してた。」


「なにを?」


「ごめんな、今日は勝手に連れ出して

元気づけようと思ったのに、俺があんな風にしちゃって

かってもえを混乱させたよな…ごめんな。」


「…ううん、そんなことないよ。

私こそ、昨日のこととかで気を遣わせちゃってごめんね。」


そんな会話は少ししたものの、

いつもより会話少なくもえの自宅へ到着。

着いた時刻は夕方にもなりきらないお昼過ぎ?

3時くらいだった。




「昨日は色々指摘してくれてありがとう。

言われたことはちょっと辛かったけど、取り乱したりしてごめんね。

気持ちが落ち着いて、機会があればお話しましょ。」


自宅に帰った後、Nちゃんには、そんなメールを返信した。

今すぐには無理だし、それが自分なりに精一杯。


その場はそんな感じで何とか済ませた。



「もえ、元気か??

今、もえがなにを思ってるか分からないけれど、もし

『私のことなんてほっといてよ!』なんて

思ってるとしてもほっとかないから。

でも、色々考えたいことがあるだろうから、

気が向いたら返事して。

溜まってることとかあったらなんでも言えよ!

今日は励まそうと思って連れ出したのに、

俺自身、あんな風にしちゃったし

帰りは反省して黙っちゃうし逆効果だったね…ゴメン」


その日の夜、Sからこんなメールが来た。


私は肝心な気持ちは溜め込むところがあるから

相手には何を考えているのか

分からない部分があるのかもしれない。


その日の深夜、それまで私が思ってたことや

2人の間に挟まれて正直辛かったことや

置かれた状況に気持ちが知らぬ間に

焦っていたことなんかを、Sにメールしてみた。。。



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